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【メッツ千賀と一問一答】復帰登板に向け調整「とにかくチームの力になりたい」

スポニチアネックス 2024年7月24日 8時16分

 右肩を痛めて60日間の負傷者リスト(IL)に入っているメッツ・千賀滉大投手が23日(日本時間24日)に敵地ヤンキースタジアムでのヤンキース戦前に復帰登板に向けた調整を行った。

 ブルペンに入った千賀は、捕手を座らせてごく軽めに57球。ヘフナー投手コーチも見守る前で入念に感触を確かめた。練習終了後、クラブハウスでメディアに囲まれた千賀は「(復帰が)とにかく楽しみ」と明るい表情。メンドーサ監督は「彼は状態がいいと言い続けている。現状では金曜日に投げる予定だ」と述べており、予定通り、26日(同27日)のブレーブス戦で今季勝つ登板となりそうだ。練習後との千賀との一問一答は以下の通り。

――身体の状態は万全か。

 「そうですね、しっかりここに向けて何カ月もやってきたので、とにかく楽しみで、(あとは)順調であるかなっていう、まあその2つです」

――球数制限は。

 「前回の投球を含めても、100付近だと思うんですけど、それはメジャーリーグでは今、普通だと思うので、そんなに制限というほど制限とは感じてないです」

――やっと復帰できることに楽しみという気持ちは。

 「とても強い楽しみと興奮といろいろな気持ちが混ざっている状況かなと思います」

――乱調だった前回のシラキュースでの登板はただ良くなかったのか、何かフォーカスしていることがあったのか。

 「フォーカスしていたものもありますし、とにかく僕が今、自分の現状で何ができるか、何ができないかを把握するマウンドだと思っていたので、抑える、抑えないよりも自分を把握するという意味で投げていたので、いい時間にはなったかなと思います」

――メジャーで投げられないここ4カ月は難しい時間だったか。

 「とてもとても難しかったですし、気持ちの面でも身体の面でも非常にしんどい思いをした数カ月だったので、このしんどさを後半戦でいい形でぶつけられればなと思っています」

――去年、個人的には成績がよかったが、チームは苦しかった。今年はまだプレーできていないが、チームは好調。そこでローテに入る気持ちは。

 「とてもチームの状態がいいっていうところで、とにかくチームの力になりたいなとずっと思っていて、チームの状態がいいからこそ、高い気持ちと高い技術で戻ってこれたらというふうに思っています」

――途中でメカニクスが理由で遅れがあったということだが、その部分はどうか。

 「やっぱり自分の身体に外部、違うものを入れるというのはすごいハードなことですし、自分の身体を操るという部分では難しいことはたくさんあったんですけど、この自分に何ができて、何ができないかっていうところを把握する時間がすごい必要だったので、少し時間は長くなりましたけど、自分を見つめ直すいい時間になったんじゃないかなと思います」

――メンタル面で一番難しかったのは。

 「チームが勝った中で、ずっとメジャーのクラブハウスにいて、やっぱり盛り上がっていて、僕もチームが勝って嬉しかった気持ちもありますけど、その輪に入れているようで入れていないっていうところにすごいもどかしさもあったので、とにかくチームの力になりたいなと思っているのが一番かなと思います」

――去年みせたフォーク、キャンプ時に話していたスライダーも見られそうか。

 「メジャーに戻ってきたってところで、特に1試合目ですし、いろいろな感情があると思うので、しっかり冷静になって使えるようになったらいろいろな球を使っていって、とにかく1イニングでも、ワンアウトでも多く、投げられたらなと思います」(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

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