俳優の渡辺いっけい（61）が、24日放送のフジテレビ「ぽかぽか」（月～金曜前11・50）に生出演。天才だと思う俳優を語った。
渡辺は、福山雅治の名を挙げると「福山君はね、役者さんとしてというよりも、座長として、というのかな。あの人と共演が結構多いんですけど、世が世だったら、戦国武将になってたんじゃない？っていうくらい、自分を客観的に見れて、セルフプロモーション能力がハンパなくって、しかも気配りができて」と大絶賛。
そして「一番思うのが、自分に厳しいのね。そこが僕に真似できないというか」と話し、2003年のテレビドラマ「美女か野獣」で共演したときの出来事を紹介した。
「冬で、風邪が流行ってて、気を付けましょうって言ってて、福山君がかかってしまったんですよ。かかったら、誰とも本当に話さずに、スタジオの隅っこに行って、マネジャーさんとだけ（言葉を交わしていた）。マスクして“みんなにうつさないように”をまず第一に考える。自分のコンディションより先に。現場が滞らないように…」と振り返った。
当時の福山について「みんな気遣うじゃない。“大丈夫？”って言うんだけど、（福山は）“近寄らないでください”って言って、そこが徹底してるわけ。なかなかそこまでする人っていないですよ。やっぱりどっか弱ると、優しくしてほしくなるじゃない。俺だってそうだから。そういう甘えが一切ない」と語った。
福山のストイックな姿勢に、渡辺は「目の当たりにしました。かっこいいのよ、要するに」と圧倒されていた。