◇第106回全国高校野球 埼玉大会準々決勝 花咲徳栄12―9西武台(2024年7月24日 大宮公園)
西武台の驚異的な粘りを振り切り、花咲徳栄が3年連続のベスト4入りを決めた。
花咲徳栄は2回に幸先よく先制すると、3回には2番・目黒亜門外野手(3年)が右越え2ラン。6回を終え8―0と大量リードしていた。7点差でコールドが決まる7回は勝利まであと1死と追い詰めたが、ここから失点を重ねてこの回7失点。
9回に追い付かれ、延長タイブレークにまでもつれたが、10回は無死満塁から3番・生田目奏主将(3年)が勝ち越しの右前決勝打。続くプロ注目の石塚裕惺内野手(3年)が3点二塁打を放つなどして試合を決めた。
8回裏途中には強風と雨の影響で約1時間30分もの中断もあった一戦をものにし、石塚は「ピッチャーが踏ん張ってくれていたので最後は何とか打とうと。次につなげられて良かった」と汗を拭った。