◇大相撲名古屋場所11日目(2024年7月24日 ドルフィンズアリーナ)
小結・平戸海(24=境川部屋)は西前頭筆頭・熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)を押し出し、若手注目株対決を制して7勝4敗で勝ち越しに王手をかけた。
相四つで、立ち合いすぐに右四つに組んだ。浅い位置で左上手を引いた平戸海が出し投げで相手を崩した。これで体勢を入れ替えて土俵際へ追い詰め、そのまま押し出した。
ABEMA大相撲中継で解説を務めた元幕内・若ノ城の阿嘉宗彦氏は「平戸海はいい位置で上手を取りました。体は大きくないが、技と動きで相撲を取っている。ひと昔前、昭和の力士のような雰囲気がある」と指摘した。