◇大相撲名古屋場所11日目（2024年7月24日 ドルフィンズアリーナ）
単独首位の横綱・照ノ富士（32＝伊勢ケ浜部屋）をただ一人、2敗で追っていた大関・琴桜（26＝佐渡ケ嶽部屋）が関脇・霧島（28＝音羽山部屋）に寄り切られ、3敗に後退した。立ち合いで受け身になり、左上手出し投げを打たれると横向きに。半身になって反撃できず、そのまま土俵外まで運ばれた。
2敗が自身だけになった前日、「どの一番も負けられない。負けていい一番はない」と語った。気負いがアダになったのだろうか。取組後は「切り替えます」とだけ口にし、12日目の3敗対決・豊昇龍戦へ意識を向けた。
豊昇龍に対し、幕内での対戦成績6勝10敗だが、最近5連勝中。取り戻した自信を糧に、前へ出る。