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デビュー2場所目の聖白鵬が序二段で6戦全勝 竹葉と同部屋優勝決定戦の可能性も「それしか狙ってない」

スポニチアネックス 2024年7月24日 20時57分

 ◇大相撲名古屋場所11日目(2024年7月24日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 東序二段25枚目の聖白鵬(23=伊勢ケ浜部屋)が大斧(19=追手風部屋)との序二段全勝対決を制して6連勝と星を伸ばした。

 立ち合い胸から当たって右四つに組み止めようとしたが頭四つの展開に。そこから長い腕を生かして左で上手をつかむと、出し投げで崩して頭をつけて最後は左四つ右上手で胸を合わせて寄り切った。「大斧は勢いよくて速いので、とりあえず止めて自分の形になろうと思った」。5番相撲で関取経験者の川副(25=伊勢ケ浜部屋)を破った埼玉栄高出身の19歳を相手に、身長1メートル92の長身を生かした得意の四つ相撲で勝負を決めた。

 モンゴル相撲の大横綱を父に持つ、鳥取城北高―同志社大出身の23歳。宮城野部屋(当時)から初土俵を踏み、序ノ口デビューの先場所は6勝1敗の優勝決定戦で和歌山・箕島高出身の野田(18=藤島部屋)に敗れた。「悔しい気持ちがあった」。その相手には、今場所の3番相撲でリベンジを果たした。

 同じく序二段で全勝だった竹葉(23=伊勢ケ浜部屋)も勝って6連勝。鼻を骨折して手術した影響で2場所連続休場しており、今場所から本格復帰。「(三段目上位から)番付を落としているので…」とこの成績は想定通りだったようだ。場所前から「川副さんと聖白鵬と“決定戦で会おう”と約束していた」という。5番相撲で敗れた川副を含め、3人はいずれも伊勢ケ浜部屋の“旧宮城野部屋勢”。聖白鵬と竹葉はともにあと1番勝てば優勝決定戦進出が決まる。竹葉は「それしか狙ってないです」と千秋楽の同部屋優勝決定戦を見据えた。

 序二段の全勝は、聖白鵬、竹葉と、この日もう一つの全勝対決を制した三島(23=鳴戸部屋)を含めた計3人となった。

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