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パリ五輪前代未聞の幕開け!観客乱入→約2時間中断→無観客再開→同点弾取り消しで大金星挙げたのは…

スポニチアネックス 2024年7月25日 3時6分

 ◇パリ五輪男子サッカー1次リーグB組 アルゼンチン1―2モロッコ(2024年7月24日 ジェフロワ・ギシャール競技場)

 パリ五輪のサッカー男子は開会式に先駆けて24日から始まったが、アルゼンチン対モロッコ戦で前代未聞の事態が次々に発生。“大混乱”のまま後半アディッショナルタイム16分に試合が一時中断。その後、異例の無観客試合で再開した結果、中断直前のアルゼンチンの“同点ゴール”がVAR判定によって取り消され1―2と敗れ、まさかの黒星発進。一方、モロッコは“歴史的大金星”を挙げた。

 まさに前代未聞の“開幕戦”となった。今大会“優勝候補”のアルゼンチンは初戦から0―2とリードを許す苦しい展開。それでも後半23分に途中出場のFWシメオネ(A・マドリード)が1点を返すと、後半アディッショナルタイム16分にMFメディナ(ボカジュニアーズ)が劇的な“同点ゴール”。すると直後に複数のモロッコサポーターがピッチに乱入。ゴミや爆竹などをピッチに投げ込むなど暴挙に出るサポーターもいたため、選手たちが避難する事態に。現場は“大混乱”のまま試合中継も終了した。

 このまま試合は2―2の引き分け終わったかに見えたが国際オリンピック委員会(IOC)はアルゼンチンの“同点ゴール”についてVAR判定する必要があるため、試合は一時中断したままだと報告。サポーターや選手の安全面を考慮し無観客にして試合を再開させると発表した。

 その後、異例ともいえる約2時間の中断を経て後半アディッショナルタイム16分から試合を再開。まずはVAR判定の結果、オフサイドがあったとして“同点ゴール”は取り消し。再開後わずか3分で試合終了となりアルゼンチンにとっては悪夢の黒星発進。モロッコとしては“混乱”を味方につけた大金星となった。

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