◇第106回全国高校野球 大阪大会5回戦 履正社8―0金光大阪(2024年7月24日 万博)
連覇を狙うノーシードの履正社が金光大阪を7回コールドの8―0で退け、8強入りを決めた。立役者は今夏初先発した右腕の高木大希(3年)だ。最速147キロの直球に緩いカーブを織り交ぜ、6回を2安打8奪三振、無失点にまとめた。
「80点、90点くらいです。ストライク先行で、変化球もしっかり決めることができました」
圧巻だったのは中軸を迎えた2回だ。4番、5番を力のある直球で空振り三振に仕留めた。雷雲接近により、試合開始時間が大幅に遅れても淡々とスコアボードに0を並べた。
準々決勝は大産大付との対戦。今夏4試合すべて無失点の投手陣を引っ張るエースとして「平常心で一戦一戦です」と言葉に力を込めた。