パリ五輪・卓球の組み合せ抽選が24日、試合会場のパリ南アリーナで行われた。
女子シングルスで第3シードの早田ひな(日本生命)は、初戦でデボラ・ビバレッリ(イタリア)との対戦が決定。順当に勝ち上がれば、準決勝で第1シードの世界ランキング1位・孫穎莎(中国)と対戦する可能性が高まった。
過去、孫穎莎との対戦成績は0勝15敗。14年の初対戦から一度も勝ったことがなく、天敵となっている。初出場ながら金メダル獲得を目標に掲げる早田にとって、大きなヤマ場となりそうだ。
第8シードの平野美宇(木下グループ)は初戦でジョルジア・ピッコリン(イタリア)と対戦。ベスト16では、第12シードのプリティカ・パバド(フランス)と対戦する可能性がある。過去の対戦成績は2戦2敗で、いずれもストレート負けと苦手にしている。
その難関を突破すれば、準々決勝で第4シードの申裕斌(韓国)、準決勝で第2シードの陳夢(中国)と対戦する可能性がある。第1シードの孫穎莎(中国)、第3シードの早田ひな(日本)とは決勝まで対戦しない。
抽選に出席した日本女子の渡辺武弘監督は「早田選手は孫穎莎か陳夢のどちらかとなると、陳夢には勝ったことがあるので、欲を言えばそっちの方が良かったのかな」と正直な思いを吐露した。
パリ五輪の卓球女子シングルスは27日から始ま、8月3日に決勝を迎える。