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女子相撲の新たな大会が誕生!「全国高校選手権」「2024女王決定戦」8月10日に立川で開催決定

スポニチアネックス 2024年7月25日 7時27分

 日本相撲連盟は23日、「第1回全国高等学校女子相撲選手権大会」と「2024相撲女王決定戦」を8月10日に東京都立川市のアリーナ立川立飛で開催すると発表した。

 女子相撲の普及・発展を目的に、また新たな大会を創設。昨年1月1日に開催された「元日女子相撲」と同様に、幼児から大人まで幅広い年代の選手が対象となる。元日女子相撲や昨年10月の世界選手権の開催地であり、大相撲の夏巡業が毎年行われることでもおなじみのアリーナ立川立飛で開催される。

 日本相撲連盟が特に注目のポイントとして挙げているのは、高校生だけの大会が初めて開催されること。現存する大会では、4月の国際女子相撲選抜堺大会、7月の全日本女子相撲岐阜大会、10月の全日本女子相撲選手権は高校生以上が「一般の部」とされ、6月の全国女子相撲選抜ひめじ大会では中学生と合同の「中学高校の部」となっている。現在は競技人口が少ないことなどから全国高等学校体育連盟(高体連)が主催する全国高校総体(インターハイ)に女子の部がない。それでも女子部員のいる相撲部が全国的に増え続けている昨今、この大会が将来的な高校総体の競技採用につながる第一歩となりそうだ。

 「2024相撲女王決定戦」はさまざまな部門が設置されており、幅広い年代や相撲未経験者も楽しめる大会となっている。今年9月にポーランドで行われる世界選手権の日本代表選手ら国内トップレベルの選手たちも出場する「女子相撲選手の部」、学年別で競う「中学生以下個人戦」、さらには昨年の元日女子相撲で一番の盛り上がりを見せた「お母さんの部」、未経験者のみが出場する「チャレンジャーの部」も行われる。また、女子の大会では珍しい5人制の団体戦も開催される。

 昨年の「元日女子相撲」、今年2月の「ドリームガールズ杯」に続いて女子の大会が新設。男子の全国中学校体育大会(全中)相撲競技が2027年度から除外されるといった暗い話題もある中、競技の普及・発展を目的とした大会の盛り上がりはアマチュア相撲界全体に明るい希望を与える。

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