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【都市対抗】三菱重工West 元トラ戦士・北條先制2ラン含め5打点 前年覇者トヨタ自動車撃破

スポニチアネックス 2024年7月25日 13時56分

 ◇第95回都市対抗野球大会第7日 三菱重工West9―2トヨタ自動車(2024年7月25日 東京D)

 三菱重工Westが前年覇者・トヨタ自動車に打ち勝った。元阪神の北條史也内野手(29)が3回に先制2ラン。同点の7回1死満塁でも走者一層の左中間二塁打と計5打点の活躍。「トヨタ(自動車)は去年優勝したチーム。でも強いと思いすぎると名前負けというか。逆に僕は何も知らないので、みんなより良かったと思います」と自然体を強調した。

 とはいえ決勝打を打った時には二塁ベース上でガッツポーズ。ベンチに戻るとナインと力強くハグし、歓喜を爆発させた。プロとは違う1戦必勝のトーナメントでの感情表現に「全然違いますね。プロでもああいう場面で打てたらガッツポーズはしますけど、全然違います」とうれしそうに明かした。

 今大会2試合は「2番・三塁」で起用する津野祐貴監督(37)も8年間プロを生き抜いたキャリアに賛辞を惜しまない。「技術的に非常に高いし、大舞台、チャンスにも強い。本来はクリーンアップだけど、補強の選手もいて厚みを加えたかったので2番にした」と説明した。

 チームは2018年に準優勝に輝いて以来の8強進出。「きょうはいい試合ができたけど、いったん切り替えて対策して…でも相手がどこだろうと自分たちの野球をやっていきたい」。

 打って、守って…。北條、そして元巨人の山下航汰外野手(23)に、三井健右外野手(26)ら補強組が加わり、厚みのあるチームが、一躍台風の目と化した。

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