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木更津総合2年ぶり決勝進出 羽根が高校通算30本目の先制決勝ソロ 決勝は2年前と同じ市船橋

スポニチアネックス 2024年7月25日 17時41分

 ◇第106回全国高校野球選手権 千葉大会準決勝 木更津総合7―0東京学館(2024年7月25日 ZOZOマリン)

 木更津総合が8回コールド勝ちで2年ぶりの決勝進出を果たした。「3番・捕手」で出場した羽根徹平(3年)が初回に今大会3本目となる高校通算30号ソロで先制。8回にも右前打を放ち2安打の活躍で勝利に貢献した。

 痛烈な打球が右翼席中段で弾んだ。初回2死。羽根が低めの変化球を狙い澄まし、思い切り引っ張った。会心の一発に「強いスイングをしていこうと。その結果、ホームランにつながった。風に乗って入ってくれました」と笑顔。マスクを被っても無失点リード。「ピッチャーがよく投げてくれました」と大粒の汗を拭った。

 帽子のつばには「初心」「笑顔」「熱く冷静」と言葉が並ぶ。2学年上で現在は名城大2年の空康輔内野手に書いてもらった教訓だ。入学後、数カ月の短い期間だったが、アドバイスをもらうなどお世話になった先輩。「初心に帰ることだったり、やっぱり固くなっていたらダメってことだったり、笑顔とか、そういったことを忘れないように書いてくれました」と1年生ながら自身も出場していた22年の決勝で敗退後に記してもらった。

 現在もLINEでよく連絡をとるほど慕う先輩。準々決勝には観戦に訪れてくれた。その先輩たちが2年前に敗れた市船橋と27日の決勝で対決する。羽根は「(決勝で勝たないと)どこで勝っても負けても一緒。次の一戦が一番大事になってくる」と思いは強い。先輩の思いも背負って6年ぶりの聖地への切符を手にする。

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