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【柔道】阿部詩は準決勝で地元フランスのブシャールと対戦へ パリ五輪組み合わせ抽選会

スポニチアネックス 2024年7月25日 22時56分

 パリ五輪の柔道(27日~8月3日)の組み合わせ抽選会が25日、会場のシャンドマルス・アリーナで行われ、女子52キロ級で東京五輪金メダリストながらノーシードの阿部詩(パーク24)は、勝ち進めば2回戦で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)、準決勝で地元フランスのアマンディーヌ・ブシャールと対戦することが決まった。

 覚悟の上とはいえ、あらゆる可能性で最も厳しい組み合わせとなった。1回戦では長野出身のデグチ(カナダ)と対戦。勝てば続く2回戦では世界ランク1位で世界選手権は2年連続2位のケルディヨロワと当たることとなった。ブシャールとは準決勝で対戦。決勝は48キロ級の東京五輪女王クラスニチ(コソボ)との激突が有力だ。

 最も警戒する相手は、唯一黒星を喫した外国人選手であるブシャールだ。通算対戦成績は8勝1敗ながら、今回は敵地で大アウェーは必至。黒星を喫した19年11月のグランドスラム大阪大会といえば、今大会と同様に男子66キロ級の兄・一二三が先に決勝を戦った試合。ジンクスが付きまとうが、逆に進化を証明する舞台とも言える。

 昨秋に腰痛を発症。10月に予定していた国際大会出場を取り止めた。年明け以降に2大会をはさめばシード獲得は確実だったが、「シードに入るよりも自分のコンディション面を優先した」と自重。「どこに入ってもいいかなと思っている。結局は全部勝たないと金メダルはないので」と話していた通り、決して慌てる必要はない。

 男子66キロ級の兄・一二三も同日に登場。史上初の兄妹同日2連覇へ、目の前の相手を1人1人なぎ倒していくだけだ。

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