◇パリ五輪 アーチェリー(2024年7月25日 アンバリッド)
アーチェリーの個人、団体のトーナメント組み合わせを決めるランキングラウンド(72射、720点満点)が行われ、男子は夏季五輪で日本勢最多に並ぶ6大会連続出場の古川高晴(39=近大職)が659点をマークして35位となった。
12年ロンドン大会の個人銀、21年東京大会で個人と団体で銅を獲得した古川にとって、手にしていないのは最高の輝きだけ。「金メダルを獲るために、金メダルを獲るための練習をしてきた」。そう話してきたが、思うようなスタートは切れず「今日は0点」と振り返った。
ただ、東京五輪はランキングラウンドで46位と出遅れながら、個人と団体で銅メダルを獲得。3年前の経験もあるだけに「諦めるには早いので。またしっかりとやりたい」と続けた。
他の日本勢は中西絢哉(シーアール物流)が663点で30位、斉藤史弥(日体大)が650点で49位となった。この結果により、個人の初戦で35位の古川と30位の中西が対戦する見込みとなった。古川は「対戦相手が誰とかではなくて、自分自身に集中することでパフォーマンスは発揮できると思うので。特に相手は気にしていないです」と話した。
混合ダブルスは中西が出場権を得た。