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阪神・岡田監督 後半戦初戦は佐藤輝4番で再出発「よかったらそのままでええわけやん」

スポニチアネックス 2024年7月26日 5時18分

 阪神・岡田彰布監督(66)は球宴から一夜明けた25日、都内から移動後に取材対応し、後半戦初戦となるきょう26日の中日戦(甲子園)では佐藤輝明内野手(25)を4番に据えて再出発する考えを示した。チームはこの日、兵庫県西宮市の甲子園球場で全体練習。首位の巨人を3・5ゲーム差で追うリーグ4位からの逆襲へ、準備を整えた。

 勝負の後半戦がいよいよ始まる。最初の相手はリーグ5位の中日。北海道、東京と続いた球宴の遠征から大阪に戻った岡田監督は、主軸は「前と一緒…」と口にした後に「よかったらそのままでええわけやん」と続けた。前半戦終盤の4番・佐藤輝を継続する認識を示した。

 7月13日中日戦から4番に入った佐藤輝は、前半戦最終戦となった21日広島戦までの8試合で29打数8安打、打率・276をマーク。アウトの打席でもバットの芯で捉えた打球が増えた。いい状態を保っていることが、大山にも好影響を与えている。4番を外れてから主に5番で目下8試合連続安打中。その期間は28打数11安打の打率・393で、打点は8も挙げた。

 首位の巨人とは3・5ゲーム差。リーグ4位からの逆襲には打線の奮起が不可欠だ。「そらみんなわかっていることやから。開幕から言うてる話やから」。再出発を前に指揮官は「普通にやるだけやん」と攻撃陣の復調を願った。

 一方で、強い日差しの甲子園球場で汗を流した佐藤輝は「しっかり動いたので、明日からまた頑張ります」と気持ちを入れ直した。フリー打撃では逆方向へのファウルを繰り返した。「あれは遊び」と煙に巻いたものの、コンパクトに打とうとする意思が見え隠れした。「ウル虎の夏2024」として開催されるきょう26日は、相手の先発が小笠原。対戦した今季2試合で、チームは1点も奪えていない。難敵攻略に期待がかかる。

 「いつも打つことを目標にやっている。それを考えていきます」

 4番が打てば勝利に近づく。 (倉世古 洋平)

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