首位のソフトバンクは4年ぶりのリーグ優勝へ視界良好だ。貯金を26まで伸ばし、2位ロッテとは10ゲーム差。それでもチーム一筋15年目の今宮は「何ゲームあってもひっくり返されることはある。挑戦者の気持ちで、目の前の1試合を戦う」と気を引き締めた。
酷暑に追いかけられる重圧など、この先はチームの総合力が問われそうだ。小久保監督は「暑さに強い選手になるのが、この世界で活躍するポイント。そこを乗り越えてほしい」と求める。
今宮は「疲れているからといって、手を抜くことはない。守ることなく攻めていく」と言い切る。16年には日本ハムに最大11・5ゲーム差をつけながら、失速して優勝をさらわれる苦い経験をした。酸いも甘いも知る33歳の正遊撃手は、チームを支える気概だ。