◇ナ・リーグ ドジャース6－4ジャイアンツ（2024年7月25日 ロサンゼルス）
ドジャースの大谷翔平投手（30）が25日（日本時間26日）、本拠でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。日米通算250号となる今季31号を含む4打数2安打1打点でチームの勝利に貢献した。
初回の第1打席は相手先発・ウェブから四球を選んで出塁。2回2死一、三塁の第2打席は痛烈な打球を放ったが、相手右腕に好捕され、投ゴロに倒れた。
4回2死一塁の第3打席はウェブの高めシンカーを振り抜くと、打球は左翼方向へ。一塁ベースを回った大谷はスピードを緩めることなく一気に二塁を陥れ、最後はベースに滑り込み間一髪でセーフ。好走塁で二塁打とした。6回無死一塁の第4打席は中飛だった。
8回の第5打席は相手4番手、タイラー・ロジャースの内寄りスライダーを完璧に捉え右翼ポール際へ31号ソロ。これで日米通算250号に達した。ダイヤモンドを一周しベンチに戻ると、デーブ・ロバーツ監督がヒマワリの種を投げて祝福。本来はT・ヘルナンデスの役だが、この日は大谷の次打者、2番打者として先発出場していたため、指揮官が“代役”を務めた。
この日は、昨年11月に左肩を手術した通算210勝左腕のカーショーが復帰登板。レギュラーシーズンに限ると、昨年9月30日のジャイアンツ戦以来299日ぶりのメジャーのマウンドで4回72球を投げ、6安打2失点、6奪三振だった。
カーショーの復帰を祝うように打線も1－2の4回にE・ヘルナンデス、バーンズの連続適時打で逆転に成功すると、5回も加点。4－4の8回にはアーメド、大谷の2者連続アーチで勝ち越しに成功した。左腕に白星こそつかなかったが、勝利で復帰登板を飾った。
試合後、大谷は「シリーズ勝ち越し（3勝1敗）できて、いい試合だったなと思います」と笑顔。8回の31号ソロには「その前に（アーメドの）大きいホームランが出てたので甘い球をしっかり打てればと思いました。高かったので切れなければと思ったけど、切れずにいってくれて良かったです」と振り返った。
また、日米通算250号は「知らなかったので、今あれ（聞きました）でしたけど、もっともっと打てるように継続して頑張ります」と意気込んだ。