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春日部共栄を率いて45年・本多利治監督の「最後の夏」が終わる…66歳勇退へ

スポニチアネックス 2024年7月26日 14時46分

 ◇第106回全国高校野球選手権 埼玉大会準決勝 春日部共栄1―4昌平(2024年7月26日 県営大宮)

 春日部共栄を率いて45年…。本多利治監督(66)にとって最後の夏は終わった。

 円陣を組んで臨んだ9回も無得点に終わり、名将の歴史がピリオドを打った。

 初回の攻防が明暗を分けた。

 春日部共栄の攻撃は2死満塁から押し出し四球の1点にとどまった。その裏、2死一、二塁で昌平に適時三塁打で逆転を許した。

 そのリードが最後まで詰まらなかった。

 勇退を表明して臨んだ夏。選手たちは奮闘した。準々決勝では連覇を狙う浦和学院を9回に逆転して4強進出を決めた。

 高知高で3度甲子園を経験し、1975年センバツで優勝した。1980年の春日部共栄の設立と同時に創部した野球部監督に22歳の若さで就任。1993年夏の甲子園で準優勝に導くなど、春夏通算8度出場で10勝を挙げている。任期は来年3月いっぱい。

 主な教え子は土肥義弘(元西武)、中村勝(元日本ハム)、中里篤史(元中日)、城石憲之(元ヤクルト、現ヤクルト総合コーチ)、村田賢一(ソフトバンク)。

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