歌手の平原綾香(40)が26日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。21年11月に他界した父でサックス奏者の平原まことさん(享年69)との思い出を明かした。
綾香は中学1年からサックスを吹いていたが、サックスは父から譲り受けたものだとし「実際にもらったと言うよりは借りているような状態で」「ちょっと貸してくださいと父にお願いして。だから一人だけ年季の入ったビンテージのサックスを素人なのに吹かせてもらって」と回顧した。
当時「ルパン三世」のテーマを演奏する演奏会があったというが誰も吹くことができず「平原さんぜひやってって言われて。最初私もどうしようかなと思ったんですけど、父がサックスのソロを当時テープに吹き込んでくれて。あたしも耳で聞いて一生懸命練習して。そしたらだんだん吹けるようになってきて」と綾香。
本番は「もう本当に上手に吹けたんですね」と声を弾ませた。
まことさんも「この子は天才かもしれない」と一時は盛り上がったというが、中学3年生時に再び「ルパン三世」を演奏する機会があり、「ソロを吹いたら1年生と全く同じ、成長してなかった。こりゃダメだっていうので」と笑ってみせた。
それでも「そうやって父の音を生まれた時から聴いてたので、音のイメージはずっとあるので、歌う時もずっとサックスのイメージでずっと歌ってます」とサックスを学んだことが歌唱にも役立っていると笑顔を見せた。