演歌歌手の丘みどり（40）が来年3月、初の座長公演を大阪新歌舞伎座で行うことが26日、分かった。この日、40歳の誕生日を迎え同劇場でコンサートを行い自ら満員のファンに発表した。
同劇場は演歌歌手にとって“聖地”とも言えるあこがれの場所。丘にとってもその思いは強く「初座長公演をするならば“必ず新歌舞伎座で”と思っていた」と目を輝かせた。初めて同劇場に立ったのは細川たかし（74）の公演だったそうで「その時いつか、この（舞台の）中心で歌える歌手になりたい、と思っていたので、大きな夢がかないました」と誇らしげだった。
この日のステージでは新曲「涙唄」や「走馬燈」、ダンスも披露しホイットニー・ヒューストンのヒットで知られる「I Will
Always Love You」など24曲を歌い上げた。途中にはバースデーケーキも登場し、ファンとともに誕生日を祝福。取材会では「この年になると“イヤだな～”と思いながら今日を迎えたんですが、朝からファンの方に祝って頂くと“年を重ねることも悪いことじゃないな”と思えるし、演歌の世界にいると40代でしか歌えない歌もあるので楽しみ」と笑顔を浮かべた。
節目の年を迎え「さらに、枠にとらわれずに思い切った事に挑戦したい」と話し「演歌の素晴らしさを海外公演で広めたいし、演歌歌手だけでなく演技の世界でも頑張りたい」。
例年以上に酷暑でのコンサート。それでも「夏生まれなので、夏は好きですし、今は祭りの季節。今年は娘と一緒に浴衣を着て（祭りに）行きたい」と母としての横顔ものぞかせた。コンサートは27日まで。初座長公演は来年3月21～31日。