◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
6場所守った大関から陥落した東関脇・霧島(28=音羽山部屋)が東前頭6枚目・隆の勝(29=常盤山部屋)に押し出しで敗れ、6敗目を喫した。大関復帰の条件となる10勝に届かないことが確定し、1場所での大関復帰はならなかった。
立ち合いで一発相手の顔を張り、前に出た霧島だったが、体を入れ替えられ押し込まれる展開に。最後は土俵際で粘りを見せたが、そのまま押し出された。
前日は西前頭筆頭・熱海富士に寄り切りで勝利。5敗を死守し踏みとどまっていたが、この日ついに6敗目。場内は「ア~…」と、ため息につつまれた。
首のケガによる途中休場を含む2場所連続の負け越しで大関から陥落。カド番だった先場所、まだ負け越しが決まってなかった7日目から途中休場したのは、肘にしびれが出て手に力が入らないこともあったが、少しでも早く休場要因の頸椎症性神経根症を完治させ、今場所2ケタ勝利しての大関復帰に懸けたからだったが、無念の結果となった。