◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
カド番で後がない大関・貴景勝(27=常盤山部屋)は、結びの一番で横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)にはたき込みで敗れて痛恨の8敗目。負け越しが決まり、在位30場所目で19年名古屋場所以来、自身2度目の関脇陥落となった。
立ち合いから激しくぶつかり、横綱を押し込む場面も見られたが、最後ははたき込みでバッタリと土俵に突っ伏した。
夏場所は初日に敗れ、「頸椎椎間板ヘルニア」で2日目から休場。今場所は自身9度目となるカド番に臨んでいた。
8日目には大関復帰を目指す関脇・霧島との“崖っ縁対決”に勝利し「勝たなきゃいけない」と口にしていた。しかし12日目には先場所優勝の大の里に上手投げで敗れて7敗目を喫し、土俵際に追い込まれていた。