◇セ・リーグ 阪神5―1中日(2024年7月26日 甲子園)
阪神は、先発の村上が6回で11安打を浴びながら1失点で切り抜け、4勝目(7敗)を挙げた。試合後の岡田監督と報道陣のやりとりは以下のとおり。
――初回の得点は6月16日のソフトバンク戦以来
「ああ、あの満塁ホームラン以来か」
――今日は一発で決まったバントが得点につながった
「まあ、そういうことやでやっぱり。流れいうのがあるからな」
――長坂は残っているベンチメンバーで一番バントがうまかった
「いやいや、長坂しかいてなかったんや、バントするやつ」
――森下君のスイングは練習からいいようには見えた
「いいようには見えへん。よくなってきた、言うてるやん。前のスイングに比べたらな」
――どのあたりが一番改善
「まだまだ改善されてないよ、そんなん。やろうとしてる姿があればいいねん。ほんならよくなってくるよ」
――やろうとしてる姿は今日伝わってきたか
「まあ伝わってきたというか、やっぱりそれでね、結果が出れば自分もこのやり方でいいっていうね、そういうね気が持てるわけやから。そんなんスイングとしたらまだまだよ。そんなもん」
――前半戦の最後につなぐ意識が見られた。初回の攻撃にそれが
「やっぱりコンパクトにヒットを打ちにいくということやろ」
――村上も11本もヒットを打たれながら点をそれほどとられなかったのは、四球がなかったから
「うん、まあでも、あんだけヒット打たれんで、普通は。もうお前、と思うけどな」
――巡り合わせ。勝てる時は勝てる。
「おーん、やっぱりフォアボール出さないっていうのはええんやけどコントロールがいいからな。ある程度ストライクゾーンに来るから。だから、もっといろんなボールをな、いった方がいいっていうね、おーん。だから、俺らは、バッターからしたらコントロールがええピッチャーは絞りやすい、はっきり言うて。そら荒れ球のピッチャーの方がそら打ちづらいよ、バッターは」
――こうなることもある。
「そうそうそう。だからコントロールが良すぎるんよ」
――バッテリーで工夫していくところ。
「いや、言いにいかしてん、だから安藤に。そういうことやんか。あんなドン詰まりになるやんか、ショートの方に。だからなあ、まともにそうやってやるんじゃなしにボールも抜けないしな、ある程度構えたとこにいくわけやから、それやったらもっと大きくな、広くストライクゾーンを使った方がな」
――4回は勝負うんぬんではなくそういうメッセージ。
「ちゃうちゃうちゃうちゃう。配球にいかしたんよ、そんなん」