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ドジャース・大谷 日米通算250号!“高角度”自己最高46度サンドウエッジ弾の31号ソロ

スポニチアネックス 2024年7月27日 1時32分

 ◇ナ・リーグ ドジャース6-4ジャイアンツ(2024年7月25日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、8回に今季31号となる右越えソロを放った。4試合ぶりの一発は日米通算250号。ゴルフのサンドウエッジから放たれたかのような弾道は、自己最高角度の46度だった。昨年11月に左肩手術を受けたクレイトン・カーショー投手(36)の復帰戦に勝利。チームの貯金は再び20に到達した。

 ロサンゼルスの青空に吸い込まれるかのようだった。9番アーメドのソロ本塁打で勝ち越した直後の8回1死。下手投げ右腕Ty・ロジャーズの遅いスライダーを、体を開かずに捉えた。ゴルフスイングのような縦振りだから、ファウルにならない。大谷の今季31号は長い滞空時間で右翼ポール際へ着弾した。

 「高かったので切れなければいいなと思っていて、切れなくて良かった」

 描かれた放物線に誰もが見とれた。打球角度46度は自己最高。米データサイトによれば、トロピカーナフィールド、ローンデポ・パークなら天井に直撃していた。デーブ・ロバーツ監督は「サンドウエッジのように打って…。46度の角度であんなに遠くまで打った人が最後にいついたか…。めったに起こらない」と仰天。普段は“投げ役”を務めるT・ヘルナンデスが2番に入っていたため、代役となった指揮官からヒマワリの種シャワーで祝福された。

 「もっともっと打てるように継続して頑張りたいなと思います」

 喜びの声が弾む。節目の日米通算250号は、得意とするデーゲームでもたらされた。4回の左中間二塁打を含む2安打で、今季は30試合で打率・368、13本塁打。シーズンの打率1位にも返り咲き、本塁打との2冠となった。

 負けるわけにはいかなかった。ドジャース一筋で通算210勝を誇る、カーショーの復帰戦。4回2失点と粘りを見せたベテラン左腕の姿にナインが燃えた。ジ軍との4連戦は3勝1敗で勝ち越し。ロバーツ監督は「夢のようなシナリオ。この世代で最高の2選手がついに共演を果たした」と目を細めた。ナ・リーグ西地区首位を独走し、2位パドレスとは7・5ゲーム差。類いまれなる高角度弾で、PO進出も高確度となってきた。(奥田 秀樹通信員)

 ≪MLBの最高は51度≫大谷が自己最高の打球角度46度の本塁打。15年のスタットキャスト導入後での最高角度の本塁打は、19年にガルシア(レイズ)がマークした51度。これは高く上がった打球を外野手が見失ってのランニング本塁打だった。50度での本塁打は3本あり、15年マルティネス(タイガース)、21年ボガーツ(レッドソックス)、24年ウェード(ジャイアンツ)。

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