パリ五輪が26日（日本時間27日未明）、開幕する。NHKの生中継でセーヌ川での開会式を実況するのは、中山果奈アナウンサーと伊藤慶太アナウンサー。
中山アナは広島県出身。2014年に入局し、松江、広島放送局を経て東京アナウンス室勤務。報道番組を中心に活躍し、今年4月から「正午のニュース」月～木曜を担当する局を代表する“昼の顔”だ。
局関係者は「緊急放送の実力が局内で評価されている。今回の五輪開会式は史上初めてスタジアム外で行われる。何が起きるか分からない。いざという時の対応力も抜てきの理由となった」と話している。
22年には故安倍晋三元首相の銃撃事件の一報を伝えた。今年元日の能登半島地震発生時には、山内泉アナとともに緊迫感のある口調で避難を呼びかけたことが話題となった。
これまで五輪の開会式には局のエースが投入されてきた。21年の夏季東京大会は和久田麻由子アナ（現在産休中）、18年の冬季平昌大会は桑子真帆アナらが担当した。
局関係者は「正真正銘の報道のエース。今回の起用で知名度も上がるのでは。ポスト和久田のトップランナーです」と話している。