J1で18位の磐田がC大阪のFW渡辺りょう（27）を獲得することが26日、分かった。複数の関係者によると今季終了までの期限付きで、近日中に正式発表される見込みという。自動降格圏に沈む磐田にとって、ここまで13得点のFWジャーメイン良（29）、6得点のFWマテウス・ペイショット（28）に続くスコアラーとして、逆襲に向けた起爆剤の期待がかかる。リーグは現在中断中で、8月7日の新潟戦（デンカS）から再開する。
渡辺は多彩な得点パターンを持つ万能型のストライカー。昨季はJ2藤枝で開幕を迎え、7月16日の磐田戦（ヤマハ、1―4）で先制点を決めるなど26試合13得点の活躍が認められ、7月末にC大阪へ移籍した。自身初挑戦のJ1では負傷離脱もあり通算14試合1得点。
19年にJ3沼津でプロデビューを果たしており、静岡でのプレーは3クラブ目となる。計4年半を過ごした“サッカー王国”で、さらに得点を量産する。
◇渡辺 りょう（わたなべ・りょう）1996年（平8）10月25日生まれ、東京都渋谷区出身の27歳。小1から渋谷セントラルSCでサッカーを始め、代々木中、高輪高、産業能率大を経て19年にJ3沼津へ加入。22年7月に当時J3だった藤枝へ完全移籍し、J2昇格に貢献。23年7月にC大阪へ完全移籍で加入。J1通算14試合1得点、J2通算26試合13得点、J3通算94試合20得点。1メートル79、71キロ。利き足は右。