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西十両筆頭の阿武剋が勝ち越し「自分への挑戦」ざんばら髪の元学生横綱が新入幕へ大きく前進

スポニチアネックス 2024年7月27日 7時15分

 ◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 西十両筆頭の阿武剋(24=阿武松部屋)が玉正鳳(31=片男波部屋)を下して8勝5敗とし、勝ち越しを決めた。

 玉正鳳の突っ張りをしのいで左上手で組み止めると、右で下手も取ってじっくり前に出て寄り切り。来場所の新入幕へ大きく前進する8勝目を挙げ「とりあえず勝ち越してよかったです」と少し安どの表情を見せた。

 先場所は新十両ながら13勝2敗の大活躍。一気に番付を上げた今場所も7日目を終えて6勝1敗と大勝ちが期待されていただけに「自分はもっと勝てるんじゃないかと思っていたけど、そう甘くなくて5敗してしまったので反省ばかり」という。ここまでの相撲内容についても「100点の相撲は1番もなかった。立ち合いから一気に持っていける相撲がなかった。なんとかギリギリです」と厳しい自己評価だった。

 幕下15枚目格付け出しデビューからまだ5場所目。負け越しなしでここまで駆け上がってきた。「負けたら(番付が)落ちるので、ただ自分に負けたくないと言い聞かせています。自分への挑戦です」。同じく元学生横綱で日体大の同期だった大の里に続く、ざんばら髪の新入幕が来場所誕生する。

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