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三菱重工East4番・小柳、決勝打含め2安打3打点「集中して強い気持ちでいけました」

スポニチアネックス 2024年7月27日 14時38分

 ◇第95回都市対抗野球2回戦 三菱重工East6―2SUBARU(2024年7月27日 東京ドーム)

 三菱重工East(横浜市)はSUBARU(太田市)を6―2で破って8強入り。4番の小柳卓也外野手(32)が決勝打を含む2安打3打点と活躍した。

 社会人11年目を迎えた4番が、存在感を見せつけた。1点を追う5回2死満塁で小柳が三遊間を抜く左前2点打。4回にも中前適時打を放っていた主砲は2安打3打点で勝利に貢献し「集中して強い気持ちでいけました」と大きく胸を張った。

 昨春、背番号33から1に替えた。同じ神奈川を代表する主砲として活躍したENEOS山崎、東芝・松本が背負う番号ーをつけたかったからだ。「2人の背中がすごく格好いいなと。打席に立つだけで球場の雰囲気が変わる」と佐伯功監督に直訴。当時を思い出しつつ、佐伯監督も「彼の仕事場はここだと。本当によく打ってくれた」と目を細めた。

 春日部共栄出身。09年夏の埼玉大会準々決勝・埼玉栄戦に「7番・中堅」で出場も3打数無安打で、母校も1―2で敗れた。当時指揮官だった本多利治監督は来春で勇退するが、26日の準決勝・昌平戦で敗れ高校野球最後の夏を終えた。「負けて残念ですけど僕が少しでも活躍している姿を届けたいと思います」としみじみ話した。

 チームは2年連続の8強進出。小柳は「優勝するのは今年しかないと凄く手応えを感じてます」と先を見据えている。「またいい場面で回ってくるはずなので、しっかり準備したい」。三菱重工Eastの背番号1として、大会の歴史に新たな1ページを刻む。

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