“歌舞伎界きってのスポーツ通”歌舞伎俳優・中村児太郎（30）がパリ五輪に出場する男子バスケットボール日本代表へエールを送った。
歌舞伎ファンの間ではNBAなど、海外をはじめ、さまざまなスポーツに詳しいことで有名。バスケットボールの男子日本代表は日本時間27日夜に1次リーグ初戦のドイツ戦に臨む。
「今大会はNBA選手が各国にいて、米国もNBAのスターが顔をそろえてきた。ハイレベルな戦いになるでしょう」と予測し「八村選手とほかの富樫（勇樹）選手、河村（勇輝）選手、渡辺（雄太）選手たちがどうサポートできるかにかかっている」と指摘。米国代表はレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントらNBAのスターが名を連ね、1992年バルセロナ大会でマイケル・ジョーダンらが出場したドリームチーム以来の力を持つチームといわれる。
日本代表が初戦で対戦するドイツも、開会式で旗手を務めたデニス・シュルーダーがNBAのベテランだ。
児太郎は、24日に千秋楽を迎えた「七月大歌舞伎」（東京・歌舞伎座）昼の部で、市川團十郎が「星合世十三團（ほしあわせじゅうさんだん）成田千本桜」で早替わりで13役を演じた。児太郎も出演。この作品を念頭に「歌舞伎に例えるなら、七月歌舞伎は（周りの俳優陣も）どれだけ團十郎さんをサポートできるかというところも大切だった。今回の男子バスケ日本代表もそのような状況にあると思う」と語った。