◇パリ五輪第2日 柔道女子48キロ級(2024年7月27日 シャンドマルス・アリーナ)
五輪初出場としては日本女子柔道で最年長となる31歳で大会を迎えた角田夏実(SBC湘南美容クリニック)は、1回戦でブラジル選手を開始45秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。2回戦に駒を進めた。
その2試合後には、地元フランスで23年世界選手権準優勝のシリヌ・ブクリが登場。約8000人を収容する会場は畳に上がる前から鳴り物や手拍子による盛り上がりを見せ、ブクリには大歓声、相手にはブーイングが飛ぶなど、地元選手にとっては圧倒的なホームアドバンテージを感じられる雰囲気となっている。
角田、ブクリが順当に2回戦に勝てば、2人はその後の準々決勝で当たる組み合わせとなっている。過去の対戦成績は角田の2戦2勝ながら、大アウェーでの戦いは必至で、今大会最初のヤマ場となりそうだ。