◇競泳 女子100メートルバタフライ予選(2024年7月27日 ラデファンス・アリーナ)
2大会ぶりの個人種目出場となった池江璃花子(24=横浜ゴム)が予選を通過した。予選4組に登場し、57秒82で同組7位。全体では14番目で上位タイム16人による準決勝へ進んだ。同組の平井瑞希(17=アリーナつきみ野SC)は56秒71で、全体2番目で準決勝へ進出した。準決勝は午後8時30分(日本時間28日午前3時30分)にスタートする。
レース後、取材に応じた池江との主なやり取りは以下のとおり。
「(朝に)起きた途端けっこう緊張してた。良い感じでアップもできていたので、いいタイム出るからなと自分の中でも期待していたんですけど。レース前に足が震えて。スタートのブロックをかけているときに。その緊張のまま泳いでしまって、後半上げようと思ったところで体が固まって、上げることができなかった。ちょっと周りの選手を見すぎたのがあった。タッチした時はヤバい、これ落ちたかなと思ったんですけど、もう一度泳げるチャンスをもらったので、しっかり朝の反省を生かして、自分がクリアしたい目標をクリアして1バタのレースを頑張れたなと思って終われたらなと思います」
――足が震えたのはいつ以来?
「病気後復帰とか、そのレベル。すごい緊張しました。この雰囲気は日本では絶対に感じられない。日本の選考会ではこういう盛り上がりはないので。すごくこの歓声から気持ちは盛り上がっていましたけど、逆に変に緊張した。この緊張感を予選で経験できたので、良い方に準決勝では変えられたらと思います」
――個人種目での出場。
「リレーとは緊張感が全然違って。大げさですけど、これで水泳人生が決まるというか。皆この舞台を目標にやってきていて、ここで結果を出さないと意味がないというか、そこまでは言い過ぎですけど、皆このためにやってきているので。ここで結果を出して真の強い選手。自分もそういう選手に準決勝でなれたらなと思います」