◇明治安田生命J3リーグ第23節 讃岐3ー1FC大阪（2024年7月27日 花園ラグビー場）
讃岐が今季最多タイ3得点で、福島戦（6月2日）以来8試合ぶりの勝ち点3を敵地で奪い取った。順位は暫定ながら一つ上げて17位。米山篤志監督は「試合前から非常にタフな試合になるのは分かっていた中で、FC大阪さん相手に3得点はなかなかできない」と満足げに振り返った。
3試合連続ノーゴール同士の一戦。序盤から流れをつかんだのは讃岐だった。セットプレーや細かいパス回しで試合を進め、前半32分にはDFラインの背後に抜け出したFW岩岸宗志がシュート。前半終了間際にもクロスから決定的なチャンスを得た。
均衡を破ったのは“飛び道具”だった。後半6分、MF江口直生が直接FKを叩き込んで待望の先制点。勢いを付けると、同18分にはMF吉田源太郎がDF2人を翻弄して技あり左足ループで突き放した。1点差に迫られたが「落ち着いて対応してくれた」（米山監督）と後半37分に再びセットプレーの流れからDF宗近慧が右足でトドメ。堅守のFC大阪相手に、まさに会心の勝利となった。
これまで内容が良くても勝利になかなか繋がらなかったが、指揮官は「期待してもらって良い」と手応え。次戦は8月17日・YS横浜戦で今季初の2連勝をつかみ取る。