◇親善試合 トットナム3―2神戸(2024年7月27日 国立競技場)
イングランド・プレミアリーグのトットナムは昨季J1王者・神戸に3―2で競り勝った。
前半9分にクリアミスから相手FW大迫に先制を許す苦しい展開となったが、7分後に右サイドバックのポロが前線まで攻め上がって同点弾。攻撃時にはセンターバック2人を残して前線を厚くするポステコグルー監督の攻撃サッカーで試合を振り出しに戻した。
その後も中盤の左サイドに入った韓国代表の孫興民(ソン・フンミン)が奮闘。再三好機に絡んで場内を沸かせ、1―1の後半3分に右からの折り返しに走り込んで右足ダイレクトで相手GKの右を打ち抜く勝ち越し弾を決めた。世界最高峰リーグで8季連続2桁得点を挙げているエースが決定力を発揮し、後半16分に退く際はスタンドを埋めた大観衆から拍手と歓声で送り出された。
後半19分にはショートカウンターから相手FWパトリッキに同点弾を許したが、同43分に途中出場のFWムーアが決勝点。日本から韓国に回るアジアツアーの初戦で勝利を挙げた。