女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のDF南萌華（25＝ローマ）が27日、1次リーグC組第2戦ブラジル戦（日本時間29日午前0時）を前にオンライン取材に応じた。
初戦は世界女王スペインに屈して黒星発進。一夜明けた26日、チームはナントからブラジル戦が行われるパリに鉄道で移動予定だったが、高速列車TGVに対する破壊行為の影響を受け、バスへの変更を余儀なくされた。中2日の過密日程の中でコンディション面に影響がないとは言い切れないが、南は「特にネガティブなことはなかった。思ったよりも（座席間の）スペースがあって、リラックスして移動ができた」と強調した。
不動の右サイドバックだったDF清水梨紗（28＝マンチェスターC）は初戦で右膝を痛めてチームから離脱。予期せぬアクシデントが続くが、南は「日本人の粘り強さ、タフさで次の試合もみんなで一つになって全力でぶつかっていきたい」と前を向く。スペイン戦は守備に回る時間が長く、最後は耐えきれずに逆転負け。DF熊谷紗希（33＝ローマ）とともに最終ラインを支える守備の要は「後ろの選手の強さをペイン戦では出すことができなかった。DFが1対1で負けないことが凄く大事になる」とブラジル戦へ気合を入れた。