◇セ・リーグ 広島0ー3ヤクルト(2024年7月27日 神宮)
広島は27日のヤクルト戦に0―3で敗れ、同戦の連勝が6で止まった。2連勝で止まって貯金6。4連勝へ伸ばした首位・巨人からは2ゲーム差へ一歩後退した。
森下暢仁投手(27)は6回まで無失点に抑えながら7回1死のオスナに対して微妙なボール判定を境に崩れ、申告敬遠を挟んで4連打を浴びて3失点。6月12日の西武戦以来、5試合ぶりの4敗目を喫した。野間峻祥外野手(31)がベンチを外れた打線は前夜9得点から一転、高橋奎二投手(27)に抑え込まれ、巨人とオリックスと並んで両リーグ最多15度目の零敗に沈んだ。
一方、堂林翔太内野手(32)と坂倉将吾捕手(26)はそろって前夜の3安打に続いて2安打。不振に終わった前半戦からの浮上を感じさせた。新井貴浩監督(47)は次の通り振り返った。
――森下は7回につかまった。
「よく頑張ったと思うし、ナイスピッチングだったと思います。次、森下が投げるときに何とか援護してあげられるように、こっちもいろいろ考えたいと思います」
――打線は無得点に終わった。
「点が入らなかったけど、それぞれの打者を見ると、いいアプローチをしているよね。アキ(秋山)もヨーイドンであれだけ投げさせて、いいアプローチをしているし、あとドウ(堂林)にしても、サク(坂倉)にしてもね。やっぱり状態というのは、前半戦より上がっていると思う」
――特に坂倉は結果が出たことが何よりの薬になったのでは。
「本人も、いい感じでスイングできている感覚はあると思う。いい反応をしていた」
――野間が練習にも姿がなかった。
「体調不良という感じ。軽い熱中症みたいな感じ。本人は“いけます”って言ったけど、無理するなと。休ませました。(抹消は)全然(ない)」
――明日以降は。
「回復具合を見て。今日も本人はいきたいと言ったんだけど、こっちがやめとけって止めた。また、明日どんな感じなのか。状態、報告を受けてから決めたい」