◇パリ五輪第2日 体操（2024年7月27日 ベルシー・アリーナ）
男子予選が行われ、体操ニッポンが団体総合で金メダルを争う中国と同じ2班で演技した。
個人総合で連覇を狙う橋本大輝（セントラルスポーツ）は5月に右手中指を突き指し、フランス入り前には左肩を痛めた。万全とはいえない状態の中、跳馬から演技をスタートした。
跳馬、平行棒は大きなミスなくまとめたが、3種目目の鉄棒でまさかの展開となった。離れ技は全て決めたものの、着地で大きくバランスを崩し、両手をつくような形に。転倒扱いで1点減点され、13・733点とスコアを伸ばせなかった。
種目別の鉄棒で決勝進出ラインの上位8人に入れず、この種目の五輪連覇の夢は消滅した。
予選の演技を終えた橋本は、「今日はちょっとしんどかった。どんどん体が重くなっていった」と振り返った。団体総合の日本は中国に次ぐ暫定2位、橋本は個人総合で暫定3位となった。