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メッツ・千賀は“今季絶望”指揮官が見解示す「今季の彼の活躍はこれで終わり」左ふくらはぎ肉離れは重傷

スポニチアネックス 2024年7月28日 2時56分

 ◇ナ・リーグ メッツ8―4ブレーブス(2024年7月26日 ニューヨーク)

 メッツのカルロス・メンドーサ監督(44)は27日(日本時間28日)、左ふくらはぎの肉離れのため15日間の負傷者リスト(IL)入りが決まった千賀滉大投手(31)に関し、今季レギュラーシーズン中の復帰が絶望的であるとの見解を示した。

 本拠地でのブレーブス戦の試合前に行った会見で指揮官は「千賀は重傷。今年の彼の活躍はこれで終わりと言ってもいいだろう」とレギュラーシーズン中の復帰はないとの見通しを口にした。

 千賀は前日26日(同日)のブレーブス戦で今季初先発し、右肩の故障から復帰。6回途中2安打2失点、9奪三振で日米通算100勝目となる今季初勝利を挙げたが、6回に左ふくらはぎを痛めて緊急降板。この日、精密検査を受け、IL入りすることが発表されたばかりだった。

 ただ、ポストシーズンをにらむチームだけに、指揮官は「彼が投げる姿を見られるとすれば、私たちは好位置にいるということ」と含みも持たせた。展開次第ではレギュラーシーズン終了後に千賀の再度の戦列復帰を視野に入れる可能性もありそうだ。

 会見でのメンドーサ監督との一問一答は以下の通り。

 ――千賀に関するアップデートは?

 「故障は重症だった。もちろん辛いニュースだ。タイムテーブルを定めなければいけないが、レギュラーシーズンの活躍はこれで終わりと言っていいだろう」

 ――千賀と話したのか?

 「いいや。まだ姿を見ていない。だから話していない」

 ――これまでチームは千賀抜きでも踏ん張ってきたが、昨夜、5イニングの好投を見た後でどれだけ痛いと感じるか?

 「大きな損失だ。ただ、今言った通り、私たちは彼抜きでここまで来た。彼と私たちにとって残念だが、多くを経験してきた。彼が再び投げる姿を見られることになったとすれば、私たちはいい位置にいるということ。そうなることを願っている。(シーズンは)まだ2カ月ある。彼にとって辛いことだし、特に彼は今季、多くを乗り越えてきた。あれほどの投球をしながら、故障してしまったのは残念だ。ただ、他の誰も私たちを気の毒には思ってくれないし、前に進み続けるしかない」

 ――シーズン中は難しいとして、プレーオフでの復帰はあるのか?

 「さっきも言った通り、彼が投げる姿を見られるとすれば、私たちは好位置にいるということだ。ふくらはぎのケガは厄介だから、タイムテーブルを定めるのは難しい。メジャーで85球を投げられるようになるまで8~10週くらいはかかるのかもしれない。重症だから、予想するのは難しい」

 ――足のケガは肩にも影響しかねないだけに、より慎重になるつもりか?

 「トレーナー、滉大と右腕の状態をどう保つかを話し合う。これらのケガは厄介だから、肩、肘など他の箇所に負担をかけないためのゲームプランを私たちは用意する」

 ――1カ月~6週間は安静にし、その後にまた検査を受けるのか?

 「それについて話すのはまだ早すぎる。数時間前に状態について聞いたばかりだ。まだ彼にも会っていないし、トレーナー陣とも話し合わなければいけない。これからプランを考えていく」

 ――千賀は今日、球場に来るのか?

 「そう思う。ここで会えると考えている」

(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

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