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池江璃花子は涙の準決勝敗退「頑張ってきた分だけ無駄だったのかなって…」4年後のリベンジ誓う

スポニチアネックス 2024年7月28日 3時37分

 ◇パリ五輪第2日 競泳 女子100メートルバタフライ準決勝 (2024年7月27日 ラデファンス・アリーナ)

 準決勝1組に登場した池江璃花子(24=横浜ゴム)は57秒79で6位だった。2組を終えて全体12位となり上位8人に残れず、決勝進出はならなかった。

 レースの感想を問われると数秒、言葉に詰まった。「今のレースは…正直、頑張ってきた分だけ無駄だったのかなって…。そういうレースでした」と涙を浮かべる。「最後は勝負の世界なので勝てなきゃ意味ないですし、本当に自分の力を出し切れずに終わってしまったし、また4年後リベンジしに帰ってきたい」と言葉を絞り出した。

 池江は午前に行われた予選4組に登場し、57秒82で同組7位。全体では14番目で上位タイム16人による準決勝へ進んだ。レース後は「レース前に足が震えて。スタートのブロックをかけているときに。その緊張のまま泳いでしまった」と話していた。

 池江は3大会連続の五輪出場だが、個人種目出場は16年リオデジャネイロ大会以来。19年2月に白血病が判明し、治療とリハビリ、トレーニングを経て出場を果たした東京五輪ではリレー種目のみだった。

 東京五輪後は伸び悩んだが、昨年10月からはオーストラリアに練習拠点を移し、多くのトップ選手を抱えるマイケル・ボール氏に師事。今年3月の日本代表選考会で派遣標準記録を突破する57秒30をマークして2位に入り、個人種目でのパリ切符をつかんでいた。

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