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【柔道】また微妙判定?48キロ級・角田夏実に反則負けの相手が審判に詰め寄る 会場はブーイング

スポニチアネックス 2024年7月28日 0時9分

 ◇パリ五輪第2日(2024年7月27日 シャンドマルス・アリーナ )

 女子48キロ級の準決勝が27日に行われ、日本代表の角田夏実(つのだ・なつみ、31=SBC湘南美容クリニック)がバブルファス(スウェーデン)に延長戦の末、反則勝ちを収めて決勝進出を決めた。

 立ち技は互いに攻め手を欠き、指導2ずつで延長に突入。組まないスウェーデン選手に3つ目の指導が与えられ、角田が反則勝ちした。この判定にバブルファスは納得できず、両手を広げて抗議。審判に詰め寄る場面もあった。場内からはブーイングが沸き起こった。

 男子60キロ級の準々決勝でも不可解な判定があった。日本代表の永山竜樹(28=SBC湘南美容クリニック)が23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(スペイン)と対戦し、一本負けを喫した。寝技に持ち込まれ、「待て」が掛かったものの、絞め落とされたと判断され、一本が宣告されたもの。この判定に本人は納得できず、約5分間も畳の上で滞留。古根川実コーチが審判団に抗議も、判定は覆らず、最後は諦めるように試合会場を去った。

 準々決勝までのセッション終了後には、金野潤強化委員長、鈴木桂治監督、古根川コーチが改めて審判団の元へ赴き、判定の経緯を問いただした。通常、「待て」が掛かった後に技の判定が下されることはなく、不可解なジャッジに納得できず。鈴木監督は「これが国際柔道連盟の柔道精神ですか」「待ての後も締め続けるのを許可したんですか」と抗議する場面もあった。

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