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【パリ五輪開会式】演出家・金谷かほり氏も絶賛 一貫して見せた愛「今後の開催国は考え方を変えると思う」

スポニチアネックス 2024年7月28日 4時13分

 ついに幕を開けたパリ五輪。開会式では夏季大会として史上初めてスタジアムを離れ、選手団が船でパレードするセーヌ川のほとりには世界的歌姫がズラリ。神経系の難病スティッフパーソン症候群で闘病中のセリーヌ・ディオン(56)やレディー・ガガ(38)らが美声を響かせた。B’zのライブ演出などを手がける演出家の金谷かほり氏も式を高く評価した。

 国内外で数々のトップアーティストの演出を手がける金谷氏も、開会式を「街全体を使う大胆な発想を緻密な演出で美しく見せた。エンタメの持つ力をさらに信じることになった」と高評価。

 エッフェル塔などの名所を演出に取り込んだことに「パリへの愛」があり、船で移動し景色を楽しませる構成などに「選手への愛」があったという。「最後まで一貫して愛を見せていた」と語った。

 従来は式典会場がゴールだった聖火リレーが、再びセーヌ川を遡上(そじょう)し、街に戻ったことには「聖火は大事なものだけれども、それに親しみを持たせてみんなのものだと思わせる演出に見えた」。終盤の走者が観客と触れ合い、火を渡した走者が後ろに続く演出にもそれを感じたという。「今回の新しい発想によって今後の開催国は考え方を変えると思う」と今後に影響を及ぼす可能性を指摘した。

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