◇パリ五輪第2日 サッカー男子 日本1―0マリ（2024年7月27日 ボルドー競技場）
パリ五輪サッカー男子は27日、1次リーグ第2戦が各地で行われ、白星発進したD組の日本はマリに2―1と勝利。開幕2連勝で2大会連続の1次リーグ突破が決定。8月2日の決勝トーナメント初戦ではC組の優勝候補スペイン、エジプト、ドミニカのいずれかと対戦することになった。
日本が決勝トーナメント初戦で対戦することになるC組ではスペインがドミニカを3―1で下し、開幕2連勝で決勝トーナメント進出決定。一方、初出場のウズベキスタンはエジプトに0―1と敗れ開幕2連敗で1次リーグ敗退決定。スペインが勝ち点6で首位、エジプトが勝ち点4で2位、ドミニカが勝ち点1で3位、ウズベキスタンが勝ち点0の4位。決勝トーナメント進出残り1枠をかけエジプトは30日にスペインと、ドミニカはウズベキスタンと対戦する。
順当にいけばスペインが首位通過を決めそうだが、第3戦のエジプト戦では決勝トーナメントを見据え大幅なターンオーバーをして主力を休ませる可能性もある。もしスペインが敗れればエジプトが勝ち点7で首位通過、スペインは2位で決勝トーナメントに進むことになる。
D組では勝ち点6とした日本を抜く可能性があるのは、勝ち点3の同組2位パラグアイのみ。30日の1次リーグ最終戦は日本がイスラエルと、パラグアイがマリと対戦する。今大会の順位決定方法では、勝ち点の次にグループリーグ全体の得失点差、続いて総得点が優先される。そのため日本は初戦パラグアイ戦5―0勝利したことで得失点差+6。一方、パラグアイは得失点差-3と大きな差があり、日本の首位通過は濃厚となっている。
決勝トーナメント初戦でスペインを回避することが出来るかはC組スペイン―エジプト戦の結果が大きく影響してくる状況だ。また、各組同時刻キックオフとなる1次リーグ最終戦の開始時間はD組が最後（日本時間30日28時予定）となっており、日本はスペイン戦の結果を知った状態でイスラエル戦に臨むことになる。
そして肝心のスペイン―エジプト戦は日本時間30日22時キックオフ予定。スペインは引き分け以上で首位通過決定へ。敗れれば2位通過となる。果たして日本の決勝トーナメント初戦の対戦相手がどこに決まるのか注目が集まる。