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橋下徹氏 佐渡金山の世界遺産決定に「日韓問題の根幹を解決する柱になる…岸田総理と尹大統領の大金星」

スポニチアネックス 2024年7月28日 11時7分

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が28日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。インド・ニューデリーで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が27日、新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を決めたことに言及した。

 日本は戦時中の過酷な労働環境を地元の展示施設で説明すると表明。朝鮮半島出身者の強制労働があったとして登録に慎重な姿勢を示していた韓国も同意し、全会一致で決まった。

 ユネスコ諮問機関は日本に追加説明を求める「情報照会」と勧告していたが、委員会で「登録」に格上げされた。日本の世界遺産は文化21、自然5の計26件となった。

 橋下氏は「僕は、これは日韓問題の根幹を解決する柱になると思っています」と言い、「岸田総理と尹大統領の外交的な大金星だと思っています」と強調した。

 「これまで日韓問題の根幹としては、徴用工問題とか慰安婦問題が横たわっていたんですけれども、ここに関しては、いわゆる日本が強制的にそれをやったんだということ、この強制性の有無でずっと日韓が争ってきたんですよ」と指摘。そのうえで「日本は強制性はないという立場です。韓国は強制性があると。ここで決着がつかなかったんです。僕は強制性はないと思いますが、だからといってじゃあ全部正当化できるのかといったらそうではなく、問題は労働環境なんですよ」とし、「これは韓国労働者だけじゃなくて、日本の労働者も含めて、その当時はやっぱり劣悪な環境であったことは間違いなくて、これからの時代、そういうことはやめましょうねという反省と、これからやらないよということは徴用工の問題も佐渡金山の問題も慰安婦の問題も共通していると思うんです」と自身の考えを説明。

 そして、「そういう意味では、強制性はないという中で、労働環境のところはちゃんと顧みる。これは本当に日韓関係を根本的に解決する、これ以上の外交的な解決方法はないと僕は思います」と自身の見解を述べた。

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