◇インターリーグ ドジャース6-7アストロズ(2024年7月27日 ヒューストン)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2戦ぶりの一発とする今季32号本塁打を放った。第4打席でも左前適時打を放ち、今季5度目の3試合連続マルチ安打をマークした。また、四球で出塁した8回には2021年の自己最多に並ぶ26個目の盗塁に成功。これで年間39盗塁ペースとし、日本選手初のトリプルスリー、40本塁打&40盗塁も視野に入ってきた。しかし、チームは最大5点のリードを守り切れずに今季7度目のサヨナラ負けを喫し、2連敗。7月は10勝11敗と負けが先行した。
試合後の大谷の一問一答は以下の通り。
――今日の本塁打はミニッツメード・パーク史上2番目の飛距離だったが、手応えは?
「打った感覚は今までの中でもトップじゃないかなといくくらい。飛距離も打感も角度も全部良かったんじゃないかと思います」
――去年と比べて今年の方がパワーが出ている?
「走る方もしっかりといいものが。動けてる証拠かなと思うので、パワーという面でもいい方向に作用してるのかなとは思います」
――故障者続出で打線が苦しい中で勝負強い打撃をするのはどれくらい大事か?
「昨日も今日もなかなか難しいゲームが続いていますけど、試合の全体的な流れとしてはそこまで打線に関しては悪くはないのかなと思う。僅差で持っていかれてる感じですし、今が踏ん張りどきじゃないかなとは思います」
――トレードに関してチームに何か意見はあるか?
「僕はもう今のメンバーで、まずはしっかりと勝てるゲームを勝ちたいなと思ってます。その中でこのチームに加わる新しい選手が出てきた時は大歓迎だと思います。その選手と一緒に頑張りたいなと思っています」
――打球のデータでパワーが示されている。コーチなど新しい環境の要因はあるか?
「毎年オフシーズンにやった成果はシーズン中に出てるんじゃないかなと思う。あとは新しい環境、新しいコーチのもとで毎日スイングの改善もしています。そういう成果も出ているのは自分でも感じているかなと思います」
――ここ2カ月でチームはケガ人が多くなって粘り強い試合ができなくて悔しいか?
「やっぱり勝てそうで勝てないゲームがどちらかというと多いので。そういう意味ではフラストレーションももちろんたまると思います。みんながそうだと思いますけど。ここは踏ん張り時だと思いますし、もう少しすればケガをしている選手たちも帰ってくる時期。それまでがやっぱり踏ん張りどきなのかなと思います」