Infoseek 楽天

【大谷翔平と一問一答(2)】打撃好調の要因は走れること「走れるということは不安なく動けているということ」

スポニチアネックス 2024年7月28日 12時33分

 ◇インターリーグ ドジャース6-7アストロズ(2024年7月27日 ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2戦ぶりの一発とする今季32号本塁打を放った。第4打席でも左前適時打を放ち、今季5度目の3試合連続マルチ安打をマークした。また、四球で出塁した8回には2021年の自己最多に並ぶ26個目の盗塁に成功。これで年間39盗塁ペースとし、日本選手初のトリプルスリー、40本塁打&40盗塁も視野に入ってきた。しかし、チームは最大5点のリードを守り切れずに今季7度目のサヨナラ負けを喫し、2連敗。7月は10勝11敗と負けが先行した。

 試合後の大谷の一問一答は以下の通り。

――試合で流れが一度変わるとそれを戻すのは難しいか?

 「(この日は相手に)行きそうな流れをやっぱり止めていた方だとはもちろん思います。バンダら投手含めて。あとはビジオのホームランももちろんそうですけど、向こうに行きそうな流れを手繰り寄せてたとは思う。なかなか最後は難しかった。残念な結果だったなと思う。もちろん切り替えて明日に臨むしかないかなと思います」

――1打席目はカウント2-2から内角高めのボール球を見逃した。先週だったら振っていたコースのように思うが、相手投手に対して振らないメッセージと、あそこを打てるというメッセージと、相手がより考えるとしたらどっちだと思うか?

 「相手へのメッセージは特にないですね。ストライクゾーンっていうのは基本的にヒットにできるボールしかないと思っている。自分が正しい構えをして、正しい動作を行えば、ストライクゾーンにきたボールっていうのは自ずとヒットになると思います」

――盗塁がシーズン自己最多26盗塁に並んだ。バリーボンズも40本塁打、40盗塁をやっているが、そういう数字については?

 「積み上げるものだと思うので。それはシーズンが終わった後に良かったねでいいんじゃないかなとは思います」

――走ることが好影響を与えてるというのは下半身からの動きができるということか?

 「というよりも、走れるということは、動きに不安なく動けているということなので。走力がパワーにつながるとかではなく、走れている、体が動いている、不安なく動けてるっていうのが。何をするにもそうですけど、一番根本的なことではあるので大事かなと思います」

――直近の3本塁打は飛距離や高さで驚かせ、今日は打球速度で驚かせた。周りを驚かせるのはプロの醍醐味だと思うが。

 「うまく打てた打球がもちろんいい飛距離だったりとか、いい速度でホームランになるっていうのはもちろんいいこと。逆に言えば、打ち損じた打球も入ってくれる可能性はもちろん広がる。それはこの間の高いフライもそうでしたけど、ああいうのが入ってくれるっていうのは、自分のバッティングの可能性としては広がってくるので大きいことかなと思います」

――故障者続出する中でフリーマンも一時離脱になった。このチーム状況の中で自身の役割は?

 「フレディの離脱に関してはもうしようがない。しようがないというか、もう本当に今は何の心配もなく家族の元でサポートしてくれればってみんな思っていると思う。そのためにもやっぱりチームが勝ってこっち側は大丈夫だよっていうメッセージが一番大事なのかなとは思う。僕らは現場でまだまだいっぱい勝てるように、安心感を与えられるように頑張ればいいんじゃないかなと思います」

――踏ん張りどころという話があったが、チームに対して自分から何かアプローチしていることは?

 「僕は打線に入っている。打線に関しては、さっきも言いましたけど、昨日はなかなか点数取れなかったですけど、今日は改善して逆にいい打線のつながりだったんじゃないかなとは思う。ピッチャーに関しては、僕は今入ってないので。ちょっとバッテリー間とのコミュニケーションはちょっとわからないです。ピッチャーっていうのは、ピッチャー対バッターの個人の戦いではある。そこは個人、個人がやっぱり思うところはあるのかなと思う。僕は打線の1人として、ミーティングでみんなで意見を出し合えればいいんじゃないかなと思っています」

この記事の関連ニュース