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日本ハム・清宮「僕がパワーを送ってましたね」母校が甲子園決めた日にお立ち台 ここ6戦打率7割超と爆発

スポニチアネックス 2024年7月28日 17時26分

 ◇パ・リーグ 日本ハム9ー0西武(2024年7月28日 エスコンF)

 日本ハムが西武相手に大勝した。清宮幸太郎内野手(25)が先制の適時打を含む2安打2打点と活躍。投げては先発の伊藤大海投手(26)が今季2度目の無四球完封で8勝目を挙げた。お立ち台では清宮が、この日9年ぶりの甲子園出場を決めた母校・早実にエールを送った。

 「2番・一塁」で先発出場した清宮は初回、先頭の水谷が二塁打で出塁すると、相手先発・菅井の144キロストレートを右中間にはじき返す先制の2点適時打を放った。これで火が着いた打線は2回に打者一巡の猛攻で一挙7得点を挙げ、早々と試合を決めた。

 試合後のヒーローインタビューで清宮は初回の場面を振り返り「ジェッシー(水谷)が意地の2ベースを打ってくれたので何とか生かしたいという気持ちで打席に入った」と語った。

 これで2戦連続適時打。ここ6試合全てで安打を放っており、6戦17打数12安打で打率7割を超えるなど波に乗っている。好調の要因については「やっぱり勝ちに飢えてるんで」と話した。

 この日は高校野球の西東京大会決勝で、清宮の母校・早実が日大三を10ー9でサヨナラ勝ちし、自身が1年生で出場した2015年以来9年ぶりの甲子園出場を決めた。試合前から「気になっていた」と言い、「このままでは試合に集中できないと思って、情報をシャットアウトしていた。試合中に裏でおめでとうと声を掛けられて、“決めたんだな”と思った」と明かした。

 母校の記念すべき日と同じ日にお立ち台に上がり「後輩たちが僕にパワーを送ってくれたんじゃないかなと思います」と謙そんしたが、早実がサヨナラを決めたのは清宮が先制適時打を打った後だったと聞くと「じゃあ僕がパワーを送ってましたね」と笑わせた。

 そして「日大三も素晴らしい高校。僕もいつも大変な試合をしていた。今年も一筋縄ではいかないと思っていたが、こうして早実らしい試合をしてくれて甲子園が楽しみになった」と後輩たちにエールを送り「僕たちは優勝しか狙っていません。皆さんと一緒に上を上を目指して戦っていきたい」とファンに向けて意気込んだ。

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