Infoseek 楽天

【RIZIN】平本蓮 朝倉未来に衝撃138秒TKO勝利!遺恨精算で歓喜の涙…「引退しないでください」

スポニチアネックス 2024年7月28日 20時42分

 ◇超RIZIN3 朝倉未来ー平本蓮(2024年7月28日 さいたまスーパーアリーナ)

 総合格闘技イベント「超RIZIN3」が28日にさいたまスーパーアリーナで開催された。ファンが待ち望んだメインイベントのフェザー級ワンマッチは、平本蓮(剛毅會)が朝倉未来(JTT)に1RTKO勝利。衝撃の結末で因縁の戦いに終止符を打った。

 衝撃の1R138秒での決着となった。序盤は様子を見合った両者だったが、平本が踏み込みの左フックが未来の顔面を捉えた。左右の連発パンチを打ち込んだ後に再び左フックで未来がダウン。さらにパウンドで追撃してTKO勝利を飾った。試合後は涙を流して喜び表現した。そしてぼう然の表情を見せていた未来に駆け寄って抱擁した。

 試合後はLMSのベルトを巻いて「今日マイクなにも考えてなくて、とにかく朝倉未来ありがとう。そして引退しないでください。朝倉未来がいたから、こんなに情熱を持ってやってこられたし、自分を見つめ直せた。マジで何も言えることないです。とにかく勝ってうれしい。ちょっと早く帰りたいんで、この辺でありがとうございました」とコメントした。

 2人の因縁が始まったのは4年前だった。19年11月にRIZINと正式に契約を結んだ平本は、20年4月に「朝倉未来をぶん殴ってみた」と題した動画をYouTubeに投稿。動画では朝倉の顔写真付きのサンドバックを殴りまくるというところから因縁が始まり、それ以降もSNS上で舌戦を繰り広げていた両者。

 そして平本が未来にこだわる理由があった。

 「K-1を抜けて、自分で世界へ向けて格闘技でもっと盛り上げるものをやっていきたいなって思った時に、本当にそのタイミングで朝倉未来が現れて。本当にシンパシーを感じたと言うか、本当に感動して。こんな面白い選手を待っていたというか。自分が考えた結果、どうやって盛り上げて行けばいいかって考えた時に、とにかく俺は噛みついて喧嘩打って、盛り上げてやろうって。本当に朝倉未来がいたからRIZINでMMAやろうって。こんなに早くやるつもりじゃなかったので。キックボクシングでどうにかしようって思っていた時に朝倉未来が現れて。変な話、あいつのおかげでMMAを始めたみたいなもんなんですよ」と未来への素直な思いを口にしていた。

 平本自身が待望としていた未来戦が決まって「僕が目標にしていた試合でもあるし、朝倉未来という存在が自分の中で刺激を与えてくれて、唯一無二の存在で…」と称えたように見せかけて、「尊敬とか憧れとかあるわけねぇだろバカ!僕がトドメを刺そうと思います!ボコボコにします」と宣戦布告した通り勝利を収めた。

 ※本大会はABEMA PPVなどで配信中。

この記事の関連ニュース