◇パリ五輪第3日 卓球(2024年7月28日 パリ南アリーナ)
男子シングルス1回戦が28日に行われ、第10シードの戸上隼輔(井村屋グループ)がカナダ人選手に4―0のストレート勝ちを収め、五輪デビュー戦を白星で飾った。
持ち味の攻撃力を生かして第1ゲームを11―3と圧倒。その勢いを維持し、ストレート勝ちで2回戦へと駒を進めた。
前日の張本智、早田組の1回戦敗退は宿舎で観戦。まさかの敗戦に「五輪には魔物がいるんだっていうことを改めて感じた」という。それを自身への戒めにし「(今日は)自分の最大限のプレーを出そう」と心に誓っていた。
会場のスタンドは仮設スタンドで、観客が足踏みで音を鳴らすなど独特の雰囲気が漂う。当初は「まさかこんな応援の方法があるんだ」と驚いたが「逆に自分も燃えました」と戸上。燃える闘魂でトーナメントを勝ち上がる。