◇パ・リーグ 楽天８－７ロッテ（2024年7月28日 楽天モバイル）
楽天が辰己涼介外野手（27）のサヨナラ打でロッテを倒し、連敗を2で止めた。
辰己は7―7の9回1死二、三塁で益田からサヨナラの中前適時打を放った。しかし、一塁を回ると、なぜか踵を返して、塩川一塁ベースコーチとハイタッチ。
そこでようやく勝利に気づくと、ナインの手荒い祝福から逃げるように全速力でベンチへ。お立ち台では「8回ぐらいやと思っていた。（祝福は）水とかで道具が濡れるんでやめてほしい。チームルールを作ってほしい」と辰己節で笑わせた。
最大6点差を跳ね返した。5回まではロッテ先発・種市に完全投球を許した。それでも6回には1点差に迫る自身の4号3ランなどで、この回一挙7得点のビッグイニングを呼び込んだ。7回の右中間三塁打を合わせ3安打4打点で、打率・296まで上昇。辰己がバットとトークで楽天ファンに笑顔を届けた。