◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA（2024年7月28日 横浜）
巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ（43）は3年ぶりの完封勝利でリーグ最多タイの今季9勝目（2敗）を挙げた菅野智之投手（34）を手放しで称えた。
26日のカード初戦は6人、27日は3人のリリーフ投手を起用しており、高梨、ケラー、大勢は2連投中だっただけに「凄い助かった」と一人で最後まで投げ切ったことに感謝。
菅野は8回までに101球を投げており、「次を考えたら8回で交代してもいいかなと思った」というが、「記録にも残るし、完封はさせてあげたい気持ちもあった」と振り返った。
8回終了時には、阿部慎之助監督（45）に「（9回も）いくか聞いてきて」と頼まれ、菅野に気持ちを確認しに行ったが、ベテランからは「行きます」と頼もしい言葉が返ってきた。
「きょうはコースも高さも間違えなかった。無四球でしょ。いいところに投げていた。あの年でできるのは素晴らしい。規定（投球回）に乗っていないのは本人も気にしていると思うし、乗せてあげたいのはある。いいときに比べたら落ちているかもしれないけど、コントロールは落ちていないし、ここ数試合はフォークが良くて三振も取れている。登板前の準備は凄いやっているし、若い子には見習ってほしい」と最後まで絶賛だった。