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巨人・小林誠司 菅野は「ブルペンから気持ちが入っていた」 3年ぶり完封を攻守で完璧アシスト

スポニチアネックス 2024年7月28日 22時25分

 ◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA(2024年7月28日 横浜)

 巨人の小林誠司捕手(35)が同学年の盟友・菅野智之投手(34)の3年ぶり完封勝利を攻守で完璧にアシストした。

 開幕から15試合連続で菅野とのバッテリー。小林自身は今季32試合目の出場で、スタメンマスクは今季27度目となった。

 すると、菅野を好リードして初回、2回と3者凡退で立ち上がると、まずは0―0のまま迎えた3回だった。

 先頭打者として入った第1打席。相手先発左腕・ケイがカウント2―2から投じた6球目、内角高め直球を右翼線へ弾き返して単打となった。

 小林の安打は6月30日に行われた広島戦(東京D)の第1打席で左翼線二塁打を放って以来28日ぶりで、13打席ぶり。だが、これで終わらなかった。

 再び0―0のまま迎えた5回だ。1死から7番・坂本が安打で出塁。この1死一塁の場面で第2打席に入った小林はエンドランがかかった初球、外角高め直球を叩いて今度は一、二塁間を抜いた。

 小林のマルチ安打は2022年5月27日の日本ハム戦(札幌D)以来793日ぶり。この2安打で今季13安打としたが、“相棒”菅野の先発試合では今季これで8安打目となっている。

 小林の安打もあって、巨人はこの回、一挙5点を先取。

 9回には菅野が佐野と宮崎に安打されて1死一、二塁のピンチを迎えたが、すかさずマウンドに行って菅野を激励し、後続を打ち取って3年ぶりの完封勝利へと導いた。

 小林は菅野について「ブルペンから気持ちが入っていた」と回想。気心知れた“スガコバ”バッテリーだが、DeNA打線と前回対戦した14日(東京D)には初回に5安打4失点と打ち込まれている。

 それだけに「相手の反応とかを見ながら投げられた。前回やられているのもあったし、投げ切る強い気持ちがあった。全体的に良かったですけど、落ち球が良かった」と小林。

 5回のエンドラン成功については、阿部監督は「勝負かけたっていうのもあるし、普通に打たせてもゲッツーだろうなと思って」と話していたが、小林は「自分は作戦が出ることが多いですし、初球から常に準備している」と冷静。2年2カ月ぶりのマルチ安打については「出て良かったです」と控えめに語った。

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